天使たちのクリスマス

The Angel's songs

この作品は…

神様が声のみ登場するほかは、天使しか出てこない劇です。
ナレーターと神様以外には、ミカエル役とガブリエル役だけでも可能です。ナレーターと神様の兼任も(若干、セリフを工夫すれば)できると思います。

地上でイスラエルがメシアを待っていたのと同様に、天では天使たちが「神様はいつ、救い主を地上に送ってくださるのだろう。私たちはいつ、その喜ばしい知らせを知らせに行くのだろう」と待っていました。いよいよその時が来たと知った天使たちが、大きな喜びとともに地上に飛んでいった(文字通りに)ときの気持ちを思いながら読んで(あるいは演じて)いただければ幸いです。

登場人物

(人は出てきませんが)


skit

 

[前奏のうちに、天使たち登場。舞台奥で横一列に並ぶ。上手端にガブリエル、下手端にミカエル、そのあいだに天使たち。神は舞台袖から声のみ出演。]

ナレーター

今からずっと昔のこと。ユダヤの国の人々は、神様からの約束が実現する日をずっと待っていました。メシア、つまり救い主がこの世に現われるという約束です。
でも、その約束を待っていたのは人間だけではなかったのです。天国では天使たちが、神様はいつ救い主を地上に送るのだろうと、ずっと待っていました。

 

[全員、前に進み出る。]

天使全員

待望の歌」斉唱

かみさまからのおやくそく 今日こそその日と世の人に
つたえに行くのはいつでしょう うれしいその日はいつでしょう。

うれしい知らせ世の人に つたえに行くのはわたしたち
今日かあしたかと待っている わくわくしながら待っている

 

[全員、舞台奥に戻る。]

その時が近づきました。天使たちよ、行って預言者イザヤに伝えなさい。
「見よ、おとめがみごもって、男の子を生む。その名はインマヌエルと呼ばれる。これは、神が私たちともにおられるという意味である。」

 

[全員、前に進み出る。]

天使全員

さあ、しらせよう」斉唱

そのときがきた 待ってた時が
さあしらせよう 世界の人に

イザヤへのしらせ」斉唱(前の曲に続けて)

見よ今、おとめがみごもって男の子を生む
インマヌエル、インマヌエル、
神がわたしたちとともにおられる。

 

[全員、舞台奥に戻る。]

ナレーター

天使の知らせをきいたイザヤは、さっそく国中の人にこのことを知らせました。けれども時は流れ、それから何百年もたってしまいました。

 

[全員、前に進み出る。]

天使全員

待望の歌」斉唱(一番のみでも可)

かみさまからのおやくそく 今日こそその日と世の人に
つたえに行くのはいつでしょう うれしいその日はいつでしょう。

うれしい知らせ世の人に つたえに行くのはわたしたち
今日かあしたかと待っている わくわくしながら待っている

 

[全員、舞台奥に戻る。]

その時が近づきました。天使たちよ、行って、エルサレムに住むシメオンにこう伝えなさい。
「すべての人がまっていた救い主メシアは、あなたが生きているあいだに現われる。
あなたはその目で、メシアを見ることができる。」

 

[全員、前に進み出る。]

天使全員

さあ、しらせよう」斉唱

そのときがきた 待ってた時が
さあしらせよう 世界の人に

シメオンへのしらせ」斉唱(前の曲に続けて)

ききなさいシメオン かみさまのことば
あなたはその目で メシアを見る
それは万民のため ととのえられたすくい
異邦人をてらす光 イスラエルのほまれ

 

[全員、舞台奥に戻る。]

ナレーター

天使の知らせをきいたシメオンは、その日からずっと、神殿でメシアに会えるのを待っていました。けれども時は流れ、なかなかメシアにあえないうちに、シメオンはおじいさんになってしまいました。

 

[全員、前に進み出る。]

天使全員

待望の歌」斉唱(一番のみでも可)

かみさまからのおやくそく 今日こそその日と世の人に
つたえに行くのはいつでしょう うれしいその日はいつでしょう。

うれしい知らせ世の人に つたえに行くのはわたしたち
今日かあしたかと待っている わくわくしながら待っている

 

[全員、舞台奥に戻る。]

天使たちよ、ナザレの村に行って、マリアとヨセフに伝えなさい。いと高き神の子メシアが、マリアから生まれると。その名前をイエスと名づけるように。

 

[全員、前に進み出る。]

天使全員

その名はイエス」斉唱

イエス!「主がすくう」という意味。
イエス!なんてすてきな名前。
イエス!神が人になった。
イエス!なんてすてきな奇跡。

 

[ガブリエル以外の全員、舞台奥に戻る。ガブリエルだけ舞台前に残る。]

ガブリエル

マリアへのしらせ」独唱

おめでとうマリア 恵まれたひとよ。
主がともにおられ 赤ちゃんがうまれる。
聖霊があなたにくだり いと高き力がつつむ。
うまれる子は聖なる者 神の子とよばれる。

 

[ガブリエル、舞台奥に戻る。ミカエル、前に進み出る。]

ミカエル

ヨセフへのしらせ」独唱

ダビデのすえの 正しい人
ヨセフよ おそれることはない。
きよい花嫁むかえなさい。

生まれてくるのは 神の御子
生まれてくるのは 救い主
その名をイエスと 名づけなさい。

 

[ミカエル、舞台奥に戻る。]

ナレーター

こうして、人々が「いつ来るのだろう」と待っていた、そして天使たちが「いつ行くのだろう」と待っていた救い主メシア、キリストが世に現われたのです。

 

[全員、前に進み出る。]

天使全員

「おうまれだ イエスさまが」斉唱

(賛美歌第二編117番。歌詞および楽譜省略。)

さあ天使たち、行って、世の人々に救い主の誕生を告げ知らせなさい。

ナレーター

神様から言われて、天使たちは地上に飛んでいきました。そして野原で羊を守っていた羊飼いたちを見つけたのです。

天使全員

羊飼いへのしらせ」斉唱

ひつじをかう人よ 大きなよろこび告げましょう
今日あなたがたのために すくいぬしがうまれた
ベツレヘムの町の かいばおけにねむるちのみご
このかたこそメシア インマヌエルとよばれる

ナレーター

羊飼いたちは天使たちの歌を聞くと、大急ぎでベツレヘムの町へ走っていきました。
それを見送った天使たちは、次は世界の人に向かって、イエスさまの誕生を知らせました。

天使全員

ずっとまってた(もろびとこぞりて)」斉唱

みんなみんなあつまれ イエスさまがきた
ずっとずっとまってた ずっとずっとずっとまってた
イエスさまがきた イエスさまがきた
ずっとまってたイエスさま

 

[了]


演出ノオト

とにかく楽しく。「おうまれたイエスさまが」は、タンバリンなどの楽器を使っていただくとより楽しくなるかと思います。

備考

上記の本文中、カギカッコ内がリンクになっている曲名は、クリックすると楽譜を表示します。
(オリジナル曲のみ。「おうまれだイエスさまが」は、賛美歌第二編を参照してください。なお、リンク先では楽譜を表示・演奏するため、ActiveXコントロール「スコアプレーヤー」のインストールが求められます。)