劇団I.Q150作品紹介&観劇記

丹野久美子趣味趣向公演『女ともだち』

作品紹介

大所帯ではなかなか東京に出てこられないI.Q150だが、女優3人(+ときどき男優が乱入)のユニットによる作品とあって身軽なのか、東京でもステージ数をこなしている作品。

風邪で寝込んでいる”お水”トモエの部屋に、シズカとトキワがやってきた。シズカとトキワは初対面で最初は探りあいという感じだったのが、やがて3人入り乱れて、「恋愛観」や「結婚観」つまるところは「女の幸せ観」が錯綜する。ひたすら食べ、上演時間内にボトル一本を干し、舞台狭しと大乱闘、そして只野展也サウンドを巻き込んだ大宴会へ。やがて"ハレ"の時間は終わり、夜明けを迎えた頃それぞれがそれぞれの日常に戻っていく。


感想

舞台終了後の挨拶ではいつも座長が「男性のお客さんはひいてしまったかもしれませんが」というようなことを仙台弁でいうのだけど、引くどころか、まったくタイプの違う3人が皆それぞれにいとおしく思えてしまう。

生々しい展開を見ていると、何十年かたったとき彼女たちはどんな「女ともだち」しているのだろうかと、ふと思った。ばあさんになったトモエとシズカとトキワ。どんな光景か想像もつかないけど、感じるいとおしさは変わらないような気がした。


DATA

配役
トモエ丹野久美子
シズカ福村由美子,西澤由美子[女ともだち2(1993)〜]
トキワやなとり典子[女ともだち(1990,1991)]
伏見典子[女ともだち2(1993)]
遊佐ミカ,八幡牧子[女ともだち3(1994)]
minmin[女ともだち4(1998)〜]

なぜトキワ役が代替わりを重ねるのだろう。1994年は2人が日替わり出演したことといい、その後1998年まで公演されなかったことといい、もしやトキワ役に耐えられる女優がいなかったのか?がんばれminmin!