パリーグのプレイオフ

(このページは2005年シーズン当時のプレイオフ制度について書いています。)

2005年のパリーグは千葉ロッテマリーンズの31年ぶり優勝で幕を閉じました。(ロッテにとっては日本シリーズ、アジアシリーズとシーズンは続きましたが、パリーグの幕は閉じたということです。

でもロッテの今年の優勝は、ルールに助けられた感が否めません。

シーズン1位のチームが必ずしも優勝するわけではないという点をとって「なんのために1年間を戦ってきたんだ」という意見もありますが、それはプレイオフのおもしろさをわかっていない人の意見です。メジャーリーグでもNFLでも、レギュラーシーズンは「プレイオフの出場権をかけた戦い」であり、そして「プレイオフで少しでも有利になるための戦い」なのです。
ところが2004,2005年のパリーグのプレイオフ制度は、シーズン1位のチームの方がかえって不利になっているように見えます。これでは本末転倒です。来年に向けて制度改正の議論が始まっているようですが、もし仮に来年も今年と同じルールでやるなら、最初から「シーズン2位」(ただし1位から5ゲーム以上はなされない程度に)を狙うチームが出てきても不思議ではありません。

じゃあ、どうしたらいいか。

現状の「上位3チームでプレイオフ」を維持するのであれば、仮に1位と2位の差が0.5ゲームだとしても、いえ、数厘、数毛の差だったとしても、1位にビハインドをつけたほうがいい。百数十試合を戦っての1位は、それくらいは価値のあるものだと思います。

ただ、2年間やってきてわかったことは、「1位が待たされることの不利」でした。仮に1位チームにWon By Defaultで1勝をつけて「プレイオフ第2ラウンドは全4戦。1位が2勝するか、2位が3勝したら終了」だとしても、順位が決定してから第1ラウンドが終るまで待たされるブランクが埋められるでしょうか。今年の第2ラウンドも第3戦に小林雅が崩れなければ、ホークスが実戦の感覚を取り戻す間もなくマリーンズが3連勝して終ってた可能性が高いのです。

ビハインドをつけるのであれば「2位とのゲーム差に応じて、1位チームに得点を与える」くらいでないとダメなのでは?たとえば「1ゲーム差以内の場合は、全試合について1位チームに1点。5ゲーム差以内なら2点」という具合に。でもこれでは、すでに野球じゃないような。

となると、上位4チームでプレイオフをおこなうように変更するのがいいのでは。

第1ラウンドは、シーズン1位vs4位、シーズン2位vs3位で行う、というのがよりベストだと思います。
ここで「1位vs3位、2位vs4位」にすると、1位チームは2位チームが相手にする4位より強い3位と当たることになるので、NG。
仮にこれで1位を倒すような4位だったとしたら、それほど実力伯仲したシーズンだった熱いシーズンだったということです。

問題は「パリーグ6チームのうちの4チームがプレイオフ進出でいいのか」ということでしょう。いいんです。現行の「1位のほうが試合間隔があきすぎて不利」という状態に比べればはるかによい制度です。

要は考え方で、プレイオフ出場権は現行通り1〜3位としておいて、4位を敗者復活枠としてもいい(名前だけで、実質は4チームによるプレイオフ)
1位にとっては、しょせんは百数十試合の結果として4位に終ったようなチームを相手にするのは、実戦での手ごろな練習相手というところです。一方、4位にとってはまさに千載一遇のチャンス、ですが、シーズン4位に終るようなチームが短期決戦でもそうそうは1位チームに勝ち越せないでしょう。仮に4位チームがまさかの勝ち上がりとなったら、それこそ(ルールに助けられたのではなく本当に)プレイオフの醍醐味というやつです。

本当ならこれで、ゲーム差による上位チームへのビハインドは廃止していいと思うのですが、レギュラーシーズン中の対戦が公平に総当りで組まれてる上での順位なので、やはり上位チームにビハインドをつけましょうか。