過越祭[すぎこしのまつり Passover]
今日は何の日
分類
(旧約)聖書の記録に由来する、ユダヤ教のイベントです。
時期
春の祭りです。
意味
出エジプト記は、エジプトで奴隷であったイスラエルの民が神ヤハウェによって救い出された記録です。ヘブライ人(イスラエル)を解放せよというモーセを拒絶するファラオとエジプトを、ヤハウェからの災厄が次々に襲いました。その第10番目の災厄は、エジプト領内すべての家の長男を殺すというものでした。このときイスラエル人は、ヤハウェからの指示を信じて家の門などに羊の血で目印をつけ、ヤハウェの災厄はその目印のある家は過ぎ越して行ったのです。
さすがのファラオも、臣民のすべての家から絶叫があがり、しかも王子まで死んだのを見て、イスラエルを解放したのです。
こうして、みずからの力で勝ち取ったのではなくヤハウェによって自由を与えられたイスラエルは、約束の地カナン(現パレスティナ地方)へと旅立ったのでした。
こののちヤハウェは、イスラエルで「我々をエジプトの奴隷の家から救い出した神」と呼ばれるようになりました。過ぎ越し祭は、このできごとを記念して、ヤハウェ自身の命令によって制定されたものです。
聖書の言葉
その夜、わたしはエジプトの国を巡り、人であれ、家畜であれ、エジプトの国のすべての初子【ういご】を撃つ。また、エジプトのすべての神々に裁きを行う。わたしは主(ヤハウェ)である。あなたたちのいる家に塗った血は、あなたたちのしるしとなる。血を見たならば、わたしはあなたたちを過ぎ越す。わたしがエジプトの国を撃つとき、滅ぼす者の災いはあなたたちに及ばない。この日は、あなたたちにとって記念すべき日となる。あなたたちは、この日を主(ヤハウェ)の祭りとして祝い、代々にわたって守るべき不変の定めとして祝わねばならない。
(出エジプト記12章12〜14節)