キリスト教のイベントです。
復活祭の1週間前の日曜日。
いよいよ、イエスが王として、シオン山の上に建つエルサレムの都に入城する時が来ました。ユダヤ三大例大祭のひとつ過越祭のために全土からユダヤ人が集まっていた時です。キリストを「ローマ帝国の支配から解放する王」と期待していた人々は、歓声をあげて、イエスを迎えました。このとき、ある人々はイエスの通る道に自分の服を敷き、他の人々は棕櫚(新共同訳のヨハネ福音書では"なつめやし")の枝を切ってきて敷いたために、"棕櫚の日曜日"と呼ばれています。
しかしキリストは、軍事的あるいは政治的な王として現れるのではなく、一人一人の人間にとっての王、主だったのです。預言者も、キリストのエルサレム入りは、力を象徴する馬ではなく、柔和を象徴するロバに乗ってやってくると予告していました。
このため、勝手に期待して裏切られた群集は、歓喜の叫びをあげたこの日のわずか数日後には、イエスを十字架につけろと叫ぶようになるのです。それがあらかじめわかっていたイエスは歓呼に包まれながらも、真のあるじキリストを拒絶したために戦火の中に崩れ落ちるエルサレム(ローマ帝国により破壊される)の運命を思って涙していたのでした。
灰の水曜日[はいのすいようび Ash Wednesday]/四旬節[しじゅんせつ Lent]
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作成 2004年9月1日 |