(旧約)聖書に由来する、ユダヤ教のイベントです。
太陽暦では9月か10月。
ユダヤ暦第7月(ティシュリの月)の10日に行われる祭りです。ユダヤではついたちのロシュ・ハシャナからこのヨム・キプールまでを「悔恨の十日間」と呼び、自己反省の期間としています。
現代のイスラエルでもこの日には、自分の罪のゆるしを求めて終日断食して祈り続け、シナゴグで5回の礼拝が行われます。祭のあいだは労働が禁じられるため、すべての店が閉められ、公共交通機関は停止し、この日は国中が静まり返ります。化粧も入浴も洗顔も禁じられ、警察や病院でさえも(完全に休業にはできないでしょうが)業務を制限するとか。
もしあなたがイスラエルを旅行中にこの日になったら、何もできずどこへも移動できず、アラブ系市民の店でしか買い物も食事もできないことでしょう。(もっとも、イスラエル国内に住むアラブ系市民はかなり多いのですが。)
5回目の礼拝が終ると、人々は断食のあとの盛大な食卓を囲み、そして夜からスコット(仮庵の祭)のための庵を建てはじめるのです。
一般的にキリスト教でこの日が特に注目されることはほとんどないでしょう。キリスト教ではある特定の日に罪のあがないを祈り求めるということはしないからです。なぜなら過去の罪も将来の罪も、キリストの十字架によってあがなわれているからです。ただし、メシアニック・ジュー(メシアを信じるユダヤ人。彼らは自分を「クリスチャン」とは呼ばない)は、この祭に限らず旧約聖書のさだめを大事にしています。
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作成 2004年9月1日 |