今日は何の日
ヨム・キプール(大贖罪日)

menu
分類
聖書に由来するユダヤ教のイベント。
時期
ユダヤ暦第7月の10日。太陽暦では9月か10月。

ユダヤ暦第7月(ティシュリの月)の10日に行われる祭りです。ユダヤではついたちのロシュ・ハシャナからこのヨム・キプールまでを「悔恨の十日間」と呼び、自己反省の期間としています。

現代のイスラエルでもこの日には、自分の罪のゆるしを求めて終日断食して祈り続け、シナゴグで5回の礼拝が行われます。祭のあいだは労働が禁じられるため、すべての店が閉められ、公共交通機関は停止し、この日は国中が静まり返ります。化粧も入浴も洗顔も禁じられ、警察や病院でさえも(完全に休業にはできないでしょうが)業務を制限するとか。
もしあなたがイスラエルを旅行中にこの日になったら、何もできずどこへも移動できず、アラブ系市民の店でしか買い物も食事もできないことでしょう。(もっとも、イスラエル国内に住むアラブ系市民はかなり多いのですが。)

5回目の礼拝が終ると、人々は断食のあとの盛大な食卓を囲み、そして夜からスコット(仮庵の祭)のための庵を建てはじめるのです。

一般的にキリスト教でこの日が特に注目されることはほとんどないでしょう。キリスト教ではある特定の日に罪のあがないを祈り求めるということはしないからです。なぜなら過去の罪も将来の罪も、キリストの十字架によってあがなわれているからです。ただし、メシアニック・ジュー(メシアを信じるユダヤ人。彼らは自分を「クリスチャン」とは呼ばない)は、この祭に限らず旧約聖書のさだめを大事にしています。


聖書の言葉

第七の月の十日は贖罪日である。聖なる集会を開きなさい。あなたたちは苦行をし、燃やして主にささげる献げ物を携えなさい。この日にはいかなる仕事もしてはならない。この日は贖罪日であり、あなたたちの神、主の御前においてあなたたちのために罪の贖いの儀式を行う日である。
(レビ記23章27節~28節)

なぜなら、この日にあなたたちを清めるためにあがないの儀式が行われ、あなたたちのすべての罪責が主の御前に清められるからである。
(レビ記16章30節)

ヘブライ人への手紙の全体
(新約聖書の「ヘブライ人への手紙」は全体が、ヨム・キプールの祭をベースとしてユダヤ教の祭儀にはるかにまさるキリストの救いを教えている。)


関連する祭り

ユダヤ新年 ロシュ・ハシャナ

仮庵の祭 スコット

作成:2004年9月1日

布忠.com