| 分類 | 人名。キリストの十二弟子(使徒)の一人。 |
|---|---|
| 別訳での表記 | アルパヨの子ヤコブ(新改訳、口語訳など) |
| 英語表記 | James the son of Alphaeus |
ヤコブは「ヤハウェは救ってくださる。」の意味。
同じく十二弟子の一人である「ゼベダイの子ヤコブ」と区別して、「小ヤコブ」とも呼ばれた。
兄弟の名はヨセ、母の名はマリア(マルコ15:40)。
父の名はアルファイ(アルパヨ)。十二弟子の一人であるマタイの本名は「アルファイの子レビ」ですが、マタイと兄弟だったと明記されているところは聖書にないので、たまたま父の名が同じだったということでしょう(もしかしたら兄弟だったかも??)
わりと謎の人物です。どういう人物か不明ですが、イエスが十字架刑に処されたとき、遠くから見守っていた婦人たちの中に「小ヤコブとヨセの母マリア」がいたと記録されています(マルコ福音書15章40)。名前が出てくるということはヨセも弟子たちの中で名を知られていたということでしょうから、家族でイエスに従っていたと思われます。
上の「家族」のところで、マタイの兄弟かもと言いましたが、もしそうなら「小ヤコブとマタイとヨセの母マリア」と書かれるのではないでしょうか。ということは、ヨセとマタイが同一人物ということも?(素人の当てずっぽうですので、念のため)
この人物についてうかがい知れるのはこれだけですが、使徒言行録1章13で、キリストが死んでよみがえったあと天に帰った時、集まっていた使徒のリストに名があります。これはかなり重要なことで、「イエスの復活の証人である」「イエスが生きたまま天に昇ったときの目撃者である」「イエスが必ずもう一度来るという約束の証人である」ということなのです。
同名異人が多い人です。
旧約からは、アブラハムの孫のヤコブ。この人の12人の息子がイスラエルの12部族の祖で、そもそも「イスラエル」は神がヤコブに与えた名前なのです。先祖の名をとって子供に名付ける習慣のあるイスラエルですから、これだけの大人物から名前をもらう例も多かったのでしょう。
新約聖書では、十二弟子の一人である、ゼベダイの子ヤコブ。イエスの弟のヤコブ(「ヤコブの手紙」の著者とも言われています)。イエスの祖父もヤコブだし、使徒タダイの父もヤコブ。
以上、アルファイの子とあわせて聖書には6人のヤコブが登場するのです。(ただし英語表記では、新約聖書に登場するヤコブたちはJamesで、アブラハムの孫のヤコブはJacobです)
アルファイ(アルパヨ)というのは、英語では「Alpheus,Alpheaus,Alphoeus」のかたちがありますが、現在赤ちゃんに名付けられることはきわめて希(まれ)だそうです。
ヤコブにちなんだ人名はゼベダイの子ヤコブの項を参照。
| 更新 2007年2月16日 |