聖書には二人のヘロデが登場します。ヘロデ王と、その息子の領主ヘロデです。
ヘロデ大王とも呼ばれる。ローマ帝国内のユダヤの王。
紀元前47年にガリラヤ州知事、紀元前37年にユダヤ王となり、紀元前4年に没。イエス誕生当時のユダヤ王(マタイ2章)であることから、イエス誕生は紀元元年ではなく紀元前4年あるいはそれ以前ということになる。
イスラエル人がヤコブの子孫であるのに対し、ヘロデの一族はヤコブの兄エサウの子孫であるイドマヤ人(エドム人)。
ヘロデ・アンティパス。
イエスの時代のガリラヤ領主。ヘロデ大王の息子。王を名乗ることはローマから許されず、父王時代の領土を兄弟で分割され、ガリラヤなどの領主であった。
(マルコ福音書および使徒言行録ではヘロデ王(King Herod)と記している。)
ちなみにNKJVの表現「Herod the tetrarch」をexite翻訳にかけると「四分領太守のヘロデ」と訳される。
TEVのrulerは、支配者,統治者の意味。Governorは、(米国の)州知事、(県などの)長官の意味。
洗礼者ヨハネの説法を喜んで聞きながら、あと一歩を踏み出せず回心には至らなかった。