使徒/十二弟子

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用語
聖書語句。
読み
しと/じゅうにでし
英語表記
Twelve Apostles / Apostle

使徒というのは、これはギリシャ語(新約聖書の底本の言語)では「派遣された者」「大使」「使者」という意味のことばです。
聖書では「イエス・キリストによって指名・任命された、イエスの復活の証人。宣教のために派遣された者であり、イエス・キリストを王とする王国の大使であり、まだキリストを受け入れていない人への使者」と定義できるでしょう。

イエスの周囲には、まず「群集」と呼ばれる人たちがいます。
この群衆の中に、特に「弟子たち」と呼ばれる人たちがいます。
さらにこの弟子たちの中から、イエスによって選ばれた12人が「十二弟子」または特に狭義な意味での「使徒」です。

12人の名前は、巻によって別名があったりしますが、マルコによる福音書3章13節以降によれば、次の12人です。

ちなみに、新約聖書には「12人」のリストが4箇所に書かれています。上記のマルコ3章13節のほかに、マタイによる福音書10章~、ルカによる福音書6章12節~、使徒言行録1章13節です。(使徒言行録では、この時点で自殺しているイスカリオテのユダを除いた11人の列挙)

聖書ではまず、イエス・キリストによって弟子に選ばれた、いわゆる12弟子が使徒と呼ばれます。彼らは、イエス・キリストによって「派遣」され、福音を宣教していきました。いわばキリストの大使だったわけです。

また、ある時にはイエスは72人を派遣しています。「派遣された者」という意味で彼らも使徒ですね。

12人の最後の一人「イスカリオテのユダ」は、ご存知の通りキリストを裏切り敵に売った者ですが、そのあと自分の行状を悔いて自殺してしまいます。
このため、空席となった12番目として、マティアという人が使徒に選ばれます(使徒言行録1章15節以下)。

他に名前が出てくる使徒としては、ローマの信徒への手紙の冒頭で、この手紙を書いたパウロが自分を使徒と呼んでいます。彼がイエスに従うようになるのは、イエスが天に昇ったあとなのですが、劇的な展開でイエス自身から指名されて使徒となりました。
他には、使徒言行録14章14節によると、バルナバも使徒です。そして、ローマの信徒への手紙16章7節に名前の出てくる、アンドロニコとユニアス。
以上17人が(私の見落としがなければ)、使徒であるとして聖書の中で紹介されている人々です。聖書に名前の出てこない使徒もいたことでしょうし、名前が出てくるけれどわざわざ使徒とは書かれていない人もいるでしょう。

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更新:2007年02月16日

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