クイズ「先祖は誰?」解答編

問題回答
第1問 イエス・キリスト

マタイ福音書冒頭の「イエス・キリストの系図」に、ユダの子孫であることが書いてあります。これは、創世記49章の「王笏(おうしゃく)はユダから離れず統治の杖は足の間から離れない」という預言の実現でもあります。
イエスの弟の一人がユダという名前であるのも、先祖の名をとって名づける習慣があったからでしょう。

第2問 モーセ 出エジプト記2章に「レビの家の出のある男が同じレビ人の娘をめとった。」とあります。この二人から生まれたのがモーセです。
第3問 サウル王 サムエル記上巻の9章に「ベニヤミン族に一人の男がいた。名をキシュといい、………彼には名をサウルという息子があった。」とあります。このサウルが同書11章で、イスラエルの初代の王となりました。
第4問 ダビデ王 サウル王の次の王ですが、サウル王の息子ではありません。サムエル記上巻の17章「ダビデは、ユダのベツレヘム出身のエフラタ人で、名をエッサイという人の息子であった。」
マタイ福音書冒頭のイエス・キリストの系図にも出てきます。キリストは「ダビデの子」とも呼ばれました。
第5問 マタイ ごめんなさい、実は推測なのですが、レビ族の出身と思われます。

マタイ福音書9:9でマタイが弟子になる場面は、マルコ福音書2:14などでは「アルファイの子レビ」と呼ばれています。レビが本名で、弟子になってからマタイと名乗るようになりました。先祖の名をとって名づける習慣から、レビ族の祖にちなんで名づけられたと推測されます。

ただ、ユダ族であるイエス・キリストの系図(マタイ1章)にもレビという人物がいますから、この設問自体が間違っている可能性もあったりします。

第6問 ルカ 外国人なので「その他」
第7問 アブラハム ひっかけ問題?
12部族は、ヤコブ(のちのイスラエル)の12人の息子からはじまりました。アブラハムはヤコブの祖父ですから、どの部族でもないというか、どの部族でもあるというか、というわけで「その他」です。
第8問 ルツ ひっかけ問題? ルツ記の主人公であるこの女性は、マタイ福音書冒頭のイエスの系図にも登場します。ということはユダ族?

ユダ族のエリメレクとその妻ナオミは、飢饉のため国外脱出し、モアブに住みました。その息子の一人がめとったモアブ人女性がルツです。エリメレクと息子たちの死後、ユダに帰るナオミにルツは同行し、橋田寿賀子さんにもぜひ読んでほしいほど姑に尽くしました。
というわけで、この問題は「先祖は誰?」なので、外国人ルツは「その他」です。

第9問 サムソン 士師記13章。ダン族の男マノアの妻は不妊でしたが、ある日天使が彼女に告げました「あなたは不妊の女で、子を産んだことがない。だが、………あなたは身ごもって男の子を産む。………彼は、ペリシテ人の手からイスラエルを解き放つ救いの先駆者となろう。」(士師記13章)
こうして生まれたのが豪傑サムソンです。
第10問 パウロ 「わたしは生まれて八日目に割礼を受け、イスラエルの民に属し、ベニヤミン族の出身で、ヘブライ人の中のヘブライ人です。律法に関してはファリサイ派の一員、熱心さの点では教会の迫害者、律法の義については非のうちどころのない者でした。」というのがパウロの自己紹介です(フィリピ3章)。
これは血筋や経歴を自慢したいのではなく、「わたしの主キリスト・イエスを知ることのあまりのすばらしさに、今では他の一切を損失とみています。」ということを説明するためでした。

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