そのとき、何があったのか

安息日前日 金曜日 夕方


イエス葬られる

夕方になりました。この日は「準備の日」つまり、翌日の安息日のためのそなえをする日です。
翌日といっても日没から翌日になるのですが、安息日には労働は禁じられているので、埋葬できなくなります。それ以前に、聖なる安息日に死体をさらしっぱなしというのは具合がわるすぎます。

そこで、アリマタヤ出身のヨセフという議員がピラトのところへ行き、イエスの遺体を引き取らせてほしいと願い出ました。
これにピラトが「もう死んでしまったのか」と不思議に思ったと書かれています。十字架刑はもっと長く苦しむはずだったのでしょう。しかし部下に確認すると、すでに死んだとのこと。それでピラトはヨセフに許可しました。

これをうけて、ヨセフは急いでイエスを十字架からおろすと、亜麻布でくるんだだけで、岩を掘ってつくった墓におさめ、なんとか準備の日のうちにすべてを終わらせたのでした。

さて、普通の人の伝記だったら、主人公のイエスが死んでこれで一巻の終わりです。
が、4人の福音書記者たちの記録はまだ続くのです。

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