そのとき、何があったのか

安息日前日 金曜日 明け方


イスカリオテのユダ

一方その頃。

イエスを裏切ったユダは、イエスに有罪の判決が下ったのを知って後悔し、銀貨三十枚を祭司長たちや長老たちに返そうとして、「わたしは罪のない人の血を売り渡し、罪を犯しました」と言った。

と記録されています。

これだけを読むと、ユダは

ということになります。

あるいは、有罪になる前に、神の力によって何かがおきると考えていた、いや、イエスを神キリストであると信じるがゆえに、その神性を表させるために窮地に追い込んだのではないか?そうすれば神の力によって、イスラエルが解放されると期待して。

動機はまったくわかりませんが、想像するのはこれくらいにして、先に進みます。

ユダの懺悔をきいた祭司長たちはどうしたか。宗教的指導者たちは、自分の罪を悔いるこの男にどう対応したか。
なんと、[彼らは、「我々の知ったことではない。お前の問題だ」と言った]と記録されているのです。イエスが冒涜者かと言う問題を置いておくとしても、これが神官職にある者の言葉でしょうか。

懺悔さえ受けつけてもらえなかったユダは、[銀貨を神殿に投げ込んで立ち去り、首をつって死んだ。]と記録されています。「人類史上もっとも有名な裏切り者」の末路でした。(*1)


*1 ユダは「後悔」はしたが、「悔い改め」はしなかった。もしあと3日だけ自殺するのを待って、復活したイエスに会っていたら、ユダも罪を許されたのだろうか。しかし有罪判決が出た以上、自分が売ったイエスが十字架で殺されるということに耐えられず、その前に自殺したのだろう。

前へ 次へ