インターネット信徒伝道

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第4章 信徒伝道するために

1.必要な準備

モノの準備

インターネットを使うには、パソコン、そしてプロバイダとの契約が必要です。

パソコンはどうしても高価なものという印象があるかと思います。実際、安いものではないですが、最近は中古でもそこそこ使えるものが出ていますし、新品でも機能を絞った安いものが出ています。
ただし、中古パソコンを買う場合には、中古パソコンの専門店をお勧めします。リサイクルショップ等は、中古パソコン店よりさらに安い場合がありますが、中古パソコン店は具合の悪いところは修理してから販売しているのが普通であるのに対して、リサイクルショップでは「具合の悪いところは買ってから自分で修理してね」という姿勢であるように感じるからです。

パソコンを手に入れたら次は、パソコンをインターネットに接続するサービスを提供する会社(プロバイダ)との契約です。これもいろいろな方法があります。
購入したパソコンに、プロバイダと契約するためのソフトウェアが入っている場合があります。これを使うのが手っ取り早いです。
駅などに、プロバイダと契約するためのソフトウェアの入ったCDが「ご自由にお持ちください」と置いてある場合があります。これを使ってもいい。
街の中で、接続するための機械を無料で配っていることがあるので、これをもらってくるのも方法です。ただし機械は無料で貸し出されても、接続するための料金は別途必要になります。

どの方法、どのプロバイダがよいかというのは、一概には言えません。詳しい人が身近にいれば相談してみてください。そういう人が身近にいない人は、とりあえずどれでもいいから選んでみて、しばらく使ってから自分にあったプロバイダに変更していくことが多いようです。

技術的な準備

もし何かワープロのたぐいを使ったことがあれば、ホームページを作るのは意外と簡単です。もしまったく経験がないとしても、ホームページの作り方についての本は初心者向けのものがたくさん出版されています。
ここ数年でインターネットを使う人もホームページを開設する人も急増しています。つまりそれだけ初心者が急増しているということです。「とにかくやってみよう」という気持ちさえあれば、なんとかなります。私自身がそうでしたから。

霊的な準備

他人と直接会って伝道するときには、言葉を慎重に選ぶことと思います。しかしインターネットは前述の通り、匿名が当たり前の世界です。相手の顔も見えないし、自分の顔も相手に見えません。私も含めて多くの人が、このことで失敗します。不用意な一言で、インターネットの向こうにいる人を傷つけたり、伝道するつもりが福音から遠ざけさせてしまったりするのです。ヤコブ書3:8に「舌を制御できる人は一人もいません。舌は、疲れを知らない悪で、死をもたらす毒に満ちています。」とありますが、パソコンのキーボードを操作するときの指先は舌よりも制御が難しいように思います。

多くの人が、そのような失敗を経験しながら、インターネットでのコミュニケーションを学んでいきます。ですが2004年には佐世保の小学校で、ホームページ上でのいさかいがもとで女子児童がクラスメートを殺してしまうという、痛ましい事件も起きました。

とにかく祈ることが必要です。対面で伝道するときに「私の舌を主が支配してください」と祈るように、インターネット伝道するときには「私の指先を主が支配してください」と祈る必要があります。私自身の経験と反省から、その必要を痛切に感じています。

坂井はホームページを始めてしばらくして、そのような失敗を経験してから、ホームページと電子メールマガジンを使って聖書を紹介していく思いを与えられました。それで始めるに当たっては、この企画そのものを主に捧げてから始めました。

教会との関係

信徒として伝道していくとしても、「教会の外で」と「教会から離れて」ではまったく意味が違うと思います。インターネットで信徒伝道するにあたっても、それはまったく同じです。
パソコンやインターネットに詳しくない牧師や教会だとしても説明して、祈ってもらうべきです。

家族との関係

家族がクリスチャンであるなら、家族の祈りと支えも求めて行きましょう。
理解を求める必要があると思います。また、伝道も大切ですが家族も大切です。パソコンに向かっている時間が増えることになると思いますので、理解を求める必要があると思います。坂井の場合、子供がまだ小さいこともあり、家族のための時間、ネット伝道のための時間、翌日の仕事のために心身を休ませる時間を適切に判断できるようにと祈りました。

福音学校で学び会を続けている皆さんは先刻承知であろうことも含めていろいろ言いましたが、つまりは優先順位を明確にするということです。
「伝道のためなら何をしても」ということではありませんし、子供に「とーちゃんはパソコンしてばかりで遊んでくれない」と言わせたり、深夜までインターネットをしていて翌日の仕事や家事に支障を来したりするような伝道では、主が喜ばれるとは思えません。「今、何をしたいのか」ではなく「今、何をするべきか」を、祈りながら判断していくことだと思います。

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初稿:2000年秋
更新:2004年10月20日

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