インターネットによる信徒伝道
第3章 事例(「聖書を読んでみよう」の場合)
1.自分のタラントンは何か
主は、2タラントンの賜物を与えておいて、1タラントンしか任せなかったり5タラントンも背負わせたりということはしないはず、と坂井は考えています。
坂井は同僚が結婚するたびに新しい家庭に聖書を贈ってましたが、あとで聞いてみると、本の虫のような人でも「ノアの箱舟までは読んだけど」という状況でした。
すでに、牧師による礼拝説教の配信などの電子メールマガジンはあったのですが、それらは良くて求道者むけであり、「求道してはいないが興味はある」という未求道者むけとは思えませんでした。
坂井は文章を書くのが好きで、学生時代には仲間内で小説を書いたりなどしていましたが、電子メールマガジンという、執筆から編集発行まで一人ででも可能な仕組みを知って、自分でもやりたくなりました。
坂井は直接的な伝道(トラクト配布とか路傍伝道とか)が苦手で、教会で奉仕者を募るときには真っ先に逃げ、そのことがまた負担になっていました。
電子メールマガジンによる信徒伝道なら、自分でもできると思いました。
やるべきこと(信徒伝道)、やれること(文章による奉仕)、やりたいこと(電子メールマガジンの発行)が、「聖書を持っているけれどちゃんと読んだことはない、興味はあるけれど信者になりたいほどではない」という人たち向けの、「クリスチャンは聖書をどういうふうに読んでいるか」という視点からの聖書解説というアイデアのもとで、ひとつになりました。