インターネット信徒伝道

menu

第2章 インターネットで何ができるか

3.その他

メーリングリストという仕組みも、信徒伝道に使えるかもしれません。普通、電子メールは個人あてに送りますが、メーリングリストは一冊の名簿あてに送るものです。この名簿をメーリングリストといいますが、自分の知らないところで取引されるような名簿ではなく、参加したい人が電子メールアドレスを登録するものです。「学校の先生」という名簿もあれば、「ドラえもんのファン」という名簿もあります。同じテーマでもいくつもの名簿が、主宰者によって開設されています。

名簿あてに送られたメールは、名簿に登録されている全員に送られます。ここまではメールマガジンと同じですが、メールを受け取った人は名簿あてに返事を送ると、それも名簿に登録されている全員に送られることになります。会議室や部室などで、全員に向かって発言するような感じです。

つまり「わかちあい」の場になるということです。信徒と、未信者や未求道者が同じメーリングリストに入っていて建設的なわかちあいがなされれば、双方向性が低いホームページやメールマガジンよりも効果的なものになるでしょう。

メーリングリストのメリット

同じ話題に興味のある人や関係のある人が集まることになります。育児がテーマのメーリングリストであれば、「今こんなことで困っています」とメールに送れば、参加者全員がそれを読み、たとえば育児を卒業した大先輩や、まさに今同じようなことで困っている人からの返事がくることでしょう。双方向性がとても強いのも、メーリングリストの利点です。

メーリングリストのデメリット

インターネットの匿名性を考えると、メーリングリストは覆面座談会であるともいえます。こうなると、最初に話したことと重複しますが、インターネットユーザの第3法則「匿名が当たり前なので、普段温厚な人で強気になったりも攻撃的になりやすい」ということに注意が必要です。ちょっとした意見の違いから大論争になり、メーリングリストを閉鎖せざるをえなくなった例はとても多いのです。

しかも残念なことですが、クリスチャンが集まるメーリングリストも例外ではありません。これはホームページの掲示板も同じなのですが、議論が激しくなり、非難合戦となってしまうことは少なくないのです。クリスチャンを名乗る者同士が「これだからリベラルは」とか「しょせんファンダメンタルは」などと罵り合っているのを見て未信者が幻滅した、なんて話しは決して珍しいものではありません。
「ハンドルを握ると人格が変わる」という人がいますが、インターネットは本当に自覚と自戒が必要です。


当サイトを坂井は本名で運営していますが、インターネットで何かしている個人としては、本名をさらすのは少数派です。
匿名でほぼ何でもできる場所で本名をさらすことは、自分は相手が誰だか特定できないが相手は自分を特定できるということになります。決して極端ではなく「このホームページの運営者とは意見があわない。こんな奴が情報発信しているのは気に入らないから危害を加えてやろう」と思えばできてしまうのです。
そこまでいかなくても、たとえば当サイトは聖書の解釈を扱っているわけですが、もしかしたら「この坂井って奴はこの程度の聖書理解か」なんて思われるような恥をさらしているかもしれません。

インターネットで本名を出すということは、そういった恥を掻く可能性とか危険とかを承知の上で覚悟してやるということです。(あるいはそういうリスクを考えもせずにやっている人もいるかもしれません)
にもかかわらず坂井がここで本名を出しているのは、以前は匿名あるいはペンネームで言いたい放題の発言をインターネット上でしていたからです。匿名のままで自分の舌を制することは、坂井には難しすぎました。たぶん、何人もの人を傷つけたり、何人もの未信者や求道者を幻滅させたりしたことと思います。

前へ 上へ 次へ

初稿:2000年秋
更新:2004年10月20日

布忠.com